go out TAXI leave a rut

ツアー事業 | 2024.08.07

go out taxiのツアー事業をとおして見られた利用者さんの変化について紹介します!

今回はgo out taxiの社員である小幡氏が、以前勤務していたデイサービスの利用者さんを旅行にお連れしたエピソードを伺いました。

旅行を通して利用者さんの意欲が大きく向上したり、利用者さん同士の新たな交流が生まれたりと、多くの発見があったようです。

今回はgo out taxiさんが実際に行ったツアー事業について聞かせてください!旅行を通して利用者さんに起こった変化についても聞かせていただければと思います

今回、岐阜県中津川の「ちこり村」と、栗菓子が有名な「恵那の川上屋」に行く日帰りツアーのお手伝いをしました!旅行をとおして利用者さんに前向きな変化が見られたので、ぜひお伝えしたいと思います!

対象者は、私が以前勤めていたデイサービスの利用者さんたちで、男性1名、女性3名の計4名をお連れしました。車いす、杖、歩行器などをお使いになっていて、それぞれ何らかの介助が必要な方たちでした。

スタッフは4名体制で1人ずつ利用者さんについて、必要な介助に対応させていただきました。

旅行のプランを教えてください

午前9時30分頃に春日井市を出発し、高速道路を約1時間走って岐阜県へ向かいました。目的地は中津川にあるちこり村です。

ここでランチビュッフェを楽しみ、お土産を買っていただいたあと、恵那の川上屋に行ってカフェでお茶をしました。

カフェには1時間くらいいたでしょうか。でも皆さんがお話に夢中になっていたので、時間があっという間に過ぎてしまった気がします。岐阜県を出て春日井市に戻ってきたのが、夕方の4時頃でした。

皆さんこの日を待ちわびていたのか、会話が途切れることもなく、終始楽しそうにお過ごしいただきました。

お土産を買うときも、ご自分で見て、選んで、好きなものを買えることが本当に嬉しかったのだと思います。ご家族にお土産を買ってあげられる喜びを感じていらっしゃるようでした。そんな皆さんの姿を見れて、私も本当に嬉しかったです。

利用者さんたちからは、外出や旅行に対する強いご要望がもともとあったのでしょうか?

私が勤めていたときには、利用者さんの口から行きたい場所があるといった話は聞いたことがありませんでした。でも私が介護タクシーに転職して、旅行支援ができることをお伝えしたら、みなさん目の色を変えて「行きたい!」って言ってくださったんです!

しかも1名の方は、すでにデイサービスをお辞めになっていた方ですよ。仲の良い利用者さんが誘ってくださって「それならぜひ行きたい」とのことで、お連れすることになりました。

皆さん普段は介護を受けている方で、ご家族も毎日の生活がありますので、外出や旅行をすることはやはり難しかったようです。利用者さん自身も迷惑をかけてしまう気持ちがあったようで、言いにくさや遠慮があったのだと思います。

だからこそ、今回こうして旅行の支援ができたのはとても意味のあることだと思っています。利用者さんが言葉には出さないにしても、心の奥底で望んでいたことを叶えることができたので、本当に良かったですね。

旅行をとおして利用者さんの変化や発見などはありましたか?

実は旅行に行く前から大きな変化がありました。ツアーが決まった段階から、いつもお昼寝をしていた方が寝なくなったんですよ。

「旅行に行くから、お昼寝する癖をつけているわけにはいかない」という理由だそうです!旅行を目一杯楽しむために、体力をつけておきたいと思ったのでしょうね。

私はデイサービスを退職してしまっているので、直接その場面を見たわけではないのですが、勤務するスタッフからその話を聞いてとても嬉しかったです。

あとは、今まで交流がなかった方同士でつながりができたことですね。旅行をきっかけに交流ができ、互いのお人柄を知り、仲が深まりました。

驚いたのは、普段は食が細い利用者さんが、とてもたくさんご飯を召し上がったことです。デイサービスでは主食の量を減らして提供していた方なのに、ビュッフェでおかわりをしていたのには本当に驚きました。完食したと思いきや、川上屋のカフェでデザートも召し上がっていて、もう全然普段と食べる量が違っていました。

帰りの車内では、「次はどこに行こうか?」と利用者さん同士で話されていて、意欲がどんどん湧いてきているのがわかりました。

介護を受けている方たちは、やりたいことがたくさんあっても、諦めざるを得ない場合もあります。でも今回の旅行支援を通して「行きたい」「見たい」「会いたい」などの願いは叶えられるんだと、実感していただけたと思います。

今回の支援をとおして、外出や旅行などを諦めてしまっている方へのメッセージをお願いします。

「〇〇に行きたい!」「〇〇を食べたい!」といった希望をもち、それを叶える権利は、私たちにも利用者さんにも等しくあります。そしてみなさんがもっている希望の大抵のことは、私たち「go out taxi」なら叶えられます。

「こんなことをしてみたい」という気持ちをもち続けていれば、デイサービスでのリハビリとか、普段の暮らし方とかにも変化が見られて、意欲的になれるんじゃないでしょうか。

日常の色々なことに手助けが必要になると、「介助してもらわないとできない」と考えてしまう方がいると思います。実際に、今回の旅行先では職員がマンツーマンで付き添って、買い物のときに荷物を持ったり、支払いをしたりといった介助が発生しました。

でも見方を変えれば「介助してもらわないとできない」のではなく「介助があればできる」と思いませんか?

障がいがあっても旅行って実現できるんです。

何か希望や目標をもって、それに向かって日々取り組み、少しずつ達成する。そして次の目標をもつという好循環が生まれます。私たちはそんな手助けができます!

みなさんの素敵な姿、笑顔、言葉が職員の原動力にもなります。お互いに笑顔になれる素敵な取り組みだと思いますので、旅行の支援はぜひ私たちに任せてくださいね!

今回はツアー事業をとおして見られた利用者さんの変化についてお伺いしました。

「何かをしたい」という思いは誰にでも平等にあり、叶える権利があると話す小幡氏。

諦めていた旅行を実現できたことで、次の目標をもち、意欲が向上する好循環ができるとのこと。今後もたくさんの旅行を企画しているようですので、「行きたい場所がある」「会いたい人がいる」「食べたいものがある」このような方は、go out taxiのツアー事業をぜひご利用ください!