go out TAXI leave a rut

介護タクシー・民間救急 | 2024.07.26

高齢者の旅行に介護タクシーを使うメリットとデメリットを解説!

介護が必要な方にとっては、公共交通機関の利用が困難な場合もあり、介護タクシーが有効な選択肢になる可能性があります。

介護タクシーにはバリアフリー設備や介助サービスなど、高齢者の移動をサポートするメリットがありますが、一方で料金が高額になったり、サービスエリアが限られるなどのデメリットも存在します。

本記事では高齢者の旅行における課題と、介護タクシーを利用するメリット・デメリットを解説し、上手な活用方法を紹介します。

高齢者の旅行における問題

高齢者の旅行における問題には以下があげられます。

  • 公共交通機関の乗り降りが大変
  • 体調の変化が不安
  • 介護が必要な場合あきらめがち

それぞれ解説していきます。

公共交通機関の乗り降りが大変

高齢になると身体機能が低下するため、公共交通機関の乗り降りが大変になります。

電車やバスの階段の上り下りが困難になったり、ホームから乗り降りする際に転倒するリスクが高くなります。

たとえば、膝関節に痛みがある高齢者は、階段の上り下りで苦労するでしょう。

体調の変化が不安

加齢に伴い体調の変化も起こりやすくなります。

旅行中に体調を崩すリスクが高まるため、高齢者は不安を感じがちです。

たとえば糖尿病や高血圧症など、持病を抱えている場合、体調管理が難しくなる可能性があります。

介護が必要な場合あきらめがち

要介護状態の高齢者にとって、旅行は大きな挑戦となります。

自力で移動したり、食事や入浴などの日常生活動作を行うことが困難な場合、介助を受けられる環境が整っていないと旅行をあきらめがちになります。

そもそも旅行に介護タクシーは使える?

介護タクシーは高齢者や障害者の移動支援を目的としたサービスです。

一般的なタクシーに比べ、車内がバリアフリー対応されており、乗降時の介助や車内での介護サービスが受けられます。

このため、介護が必要な高齢者の旅行にも利用できます。

ただし、介護タクシーは都道府県や市区町村ごとに運営会社が異なり、サービスエリアが限られているケースが多いため、遠方への旅行では利用が難しい場合もあります。

詳細を知りたい場合は介護タクシー会社に問い合わせ、旅行支援に対応しているか確認しておきましょう。

高齢者の旅行に介護タクシーを使うメリット

高齢者の旅行に介護タクシーを使うメリットは以下のとおりです。

  • 移動の負担が軽減される
  • バリアフリー設備が備わっている
  • 介助サービスが受けられる

それぞれ解説していきます。

移動の負担が軽減される

介護タクシーは乗降時の介助や車内での移動支援が受けられるため、高齢者の移動の負担が大きく軽減されます。

たとえば、車椅子の方でも乗降がスムーズに行えるほか、介護士が車内での移動をサポートしてくれます。

バリアフリー設備が備わっている

介護タクシーは車内がバリアフリー対応されています。

広い車内スペースや階段がないフラットな床、手すりなどが備わっているため、移動が不自由な高齢者でも安全に乗降できます。

介助サービスが受けられる

旅行で介護タクシーを利用する場合、乗車中でも介助サービスが受けられます。

食事や排せつ、着替えなどの日常生活動作での介助はもちろん、医療的なケアも一部のサービスで提供が可能です。

そのため、介護が必要な高齢者でも安心して旅行ができます。

高齢者の旅行に介護タクシーを使うデメリット

高齢者の旅行に介護タクシーを使うデメリットは以下のとおりです。

  • 料金が高い
  • サービスエリアが限られる
  • 深夜や早朝は利用できないことがある

それぞれ解説していきます。

料金が高い

介護タクシーは一般のタクシーに比べて料金が高額になる傾向にあります。

介助や移動支援、バリアフリー設備などのサービスが含まれているためです。

長距離の移動や長時間の利用だと、料金が高くつく可能性があります。

旅行の場合は一般的な移送と比較し、さまざまなサービスが付帯するため、より高額になるでしょう。

サービスエリアが限られる

介護タクシーは運営会社ごとにサービスエリアが決められています。

遠方への移動や、サービスエリア外への送迎は対応していないケースがあるため、旅行の行程によっては利用が難しい場合があります。

深夜や早朝は利用できないことがある

介護タクシーは通常のタクシーと異なり、運行時間が限られています。

そのため、深夜や早朝の時間帯では運行していない会社もあり、なおかつ予約がないと利用できません。利用する前には必ず旅行のプランを立て、事前の予約をしておきましょう。

まとめ

高齢者の旅行に介護タクシーを利用することで、移動の負担が軽減され、バリアフリー設備と介助サービスが受けられるというメリットがあります。

一方で、料金が高額になる点や、サービスエリアが限られている点、運行時間に制限があるというデメリットもあります。

旅行の目的地や行程、必要なサポート内容などを事前に確認し、介護タクシーの利用が適切かどうかを判断することが重要です。

高齢者が安全で快適に旅行を楽しむためには、介護タクシーを上手に活用することも一つの選択肢となるでしょう。