介護タクシー・民間救急 | 2024.06.21
リハビリ職がストレスに感じていることとは?検討すべき仕事も紹介!
リハビリ職は、患者の社会復帰に尽力する一方で、その仕事には様々なストレスが伴います。
本記事では、リハビリ職が抱える仕事に関するストレスと、他の仕事の選択肢について解説していきます。
リハビリ職がストレスに感じること
リハビリ職がストレスに感じることは、その仕事内容や人間関係にあります。
- 1対1のリハビリに苦痛を感じる
- 思うようにリハビリの効果が上がらない
- 給料が上がりにくい
- 医師や病棟スタッフとの人間関係がつらい
- 患者の希望を叶えられない
それぞれ見ていきましょう。
1対1のリハビリに苦痛を感じる
リハビリ職の仕事は、1対1での機能訓練を行うことがほとんどです。
患者との密なコミュニケーションが必要であり、相性が合わない患者とのやりとりは、疲労感やストレスを生む要因となります。
多くの職場では担当制で患者に対応するため、相性の合わない方を担当してしまうと心身のストレスが一定期間持続する可能性があります。
思うようにリハビリの効果が上がらない
リハビリ職は患者の機能やADL能力の改善を目指しますが、思うように結果が出ないこともあります。
たとえば同僚のセラピストの方がどんどん患者を良くしていく姿を見て、自分のできなさを不甲斐なく感じることもあるでしょう。
患者の症状や生活環境の複雑さ、リハビリの進捗が遅いことへの焦りが、仕事に対するモチベーションを下げてしまうことがあります。
給料が上がりにくい
リハビリ職の中には、他の医療職と比較して給料が上がりにくいと感じる方もいます。
長時間の労働に対する給与の不満や、スキルや経験に見合わない給与水準が、職務へのモチベーションを低下させることがあります。
経済的な不安から、強いストレスを感じてしまうでしょう。
医師や病棟スタッフとの人間関係がつらい
リハビリ職は多職種連携が必要な職種であり、医師や病棟スタッフとの連携がスムーズでない場合、業務が円滑に進まなくなることがあります。
特に互いの専門用語の理解に苦労したり、職務を尊重できなかったりすることが、ストレスの一因となります。
患者の希望を叶えられない
患者の期待や希望に応えることが難しく、それがストレスに繋がることもあります。
希望に添えない場合、職務に対する自己嫌悪感が生まれてしまいます。
たとえば、入院中の患者が「外出したい」と言っても、すぐに対応できることはまずないでしょう。
希望を叶えられないことがストレスになり、職種ができることの限界を感じてしまいます。
ストレスを感じたら検討すべき仕事
ストレスを感じたリハビリ職の方々には、異なる職種に挑戦することがひとつの選択肢となります。
以下で、ストレスを軽減できる仕事を紹介します。
- 介護タクシー
- ケアマネジャー
- 行政職
- 個人の整体院を経営
- Webライター
それぞれ見ていきましょう。
介護タクシー
患者を医療機関や施設に移送する仕事です。
リハビリは、患者の基本的な動作の介助法や疾患の理解があるため、大きな活躍が期待できます。
介護タクシーでは、介護の資格がないと運転の業務はできても、直接患者に触れて乗り降りをサポートすることはできません。
リハビリ職の強みを活かした働き方を目指すのであれば、介護タクシーはおすすめです。
ケアマネジャー
高齢者や障がい者のケアプランを作成し、サポートを行う職種です。
リハビリ職と同様に患者との関わりがある一方で、機能訓練を行うわけではありません。
1対1のリハビリテーションにストレスを感じている方は、サービス調整などの仕事をすることで、ストレスから解放される可能性があります。
行政職
もしリハビリ職として行政職の採用枠に入れるのであれば、行政のリハビリ職としての活躍が期待できます。
具体的には、地域の介護予防教室の立ち上げや運営、市区町村の高齢者向けに行う体力測定といった、地域の基盤づくりに関われます。
医療機関の閉鎖された空間で息がつまるという方におすすめの働き方です。
個人の整体院を経営
自身で整体院を経営することで、仕事の自由度や給与に関して自らがコントロールできます。
経営には新たなスキルや集客力も必要ですが、独立志向や自己裁量を重視する方には適した選択となるでしょう。
Webライター
医療や健康に関する知識を生かして、Web上で情報発信を行う仕事です。自宅で行えるため、人間関係にストレスを感じている方におすすめです。
人と全く関わらないということはなく、オンラインでのミーティングなどはあるものの、執筆作業においては基本的に一人で行います。
文章力や情報整理のスキルも身に付くため、おすすめのキャリアといえます。
まとめ
リハビリ職が感じるストレスには様々な要因がありますが、それに対処するためには新たな職種への挑戦も一つの方法です。
異なる職種での経験やキャリアの積み重ねは、リハビリ職においても新たな視点やスキルをもたらすことでしょう。
自分の専門性を活かし、より充実したキャリアを築くために、検討する価値があります。
どの仕事もそれぞれに魅力があり、個々のライフスタイルや志向に合わせて選択することが重要です。
新たなキャリアの可能性を広げながら、心地よいワークライフバランスを築いていくことをお勧めします。
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