介護タクシー・民間救急 | 2024.06.03
理学療法士は車の運転ができると仕事の幅が広がる!理由を解説
理学療法士の仕事は病院や施設内でのリハビリテーション業務が一般的ですが、車の運転ができることで仕事の幅が大きく広がります。
運転免許を持つ理学療法士は、訪問リハビリや送迎業務など車を使った業務に従事できるようになるため、病院や施設以外でも働けるようになるのです。
本記事では、理学療法士が車を運転できる場合、その利点や適用分野について詳しく解説します。
車の運転が理学療法士にもたらす様々なメリットについて見ていきましょう。
理学療法士が車の運転をできると仕事の幅が広がる理由
理学療法士が車の運転をできるようになると、さまざまな業務に従事できるようになります。
理由については、以下が挙げられます。
- 運転のリハビリをするから
- 家屋訪問に行くから
- 訪問リハビリで車を運転するから
- 地方でも働きやすくなるから
- 送迎業務ができるようになるから
- 介護タクシーで働けるようになるから
それぞれ見ていきましょう。
運転のリハビリをすることがあるから
理学療法士は、事故や疾患によって運転免許を失ってしまった患者さんに対して、ドライブシミュレータ等を活用した運転のリハビリを行うことがあります。
例えば、脳卒中後の患者さんが運転能力を回復させるためのプログラムが該当します。
特に地方在住であったり、一人暮らしをする方であったりすると、退院後に車の運転が生活上必須になることが多々あるのです。
車の運転免許を取得した理学療法士であれば、運転の技術や交通マナーについてリハビリで指導できるようになるため、より広い専門性を発揮できるようになります。
家屋訪問に行くことがあるから
理学療法士は、しばしば患者さんの自宅を訪問する必要性があります。
特に回復期リハビリテーション病院に勤務する場合、退院前の家屋調査を行って安全な生活の可否や福祉用具・住宅改修の必要性の判断なども求められます。
この家屋訪問において、一緒に同行するセラピストが運転できれば事足りるとはいえ、自分自身も車を運転できた方が仕事の幅は広がるでしょう。
訪問リハビリで車を運転するから
訪問リハビリテーションは高齢者や障害者に対して在宅でリハビリを行うサービスです。
理学療法士が訪問リハビリで仕事をしたいと思うなら、運転免許を取得して運転できるようになっておいた方が良いでしょう。
都会でない限り、利用者さん宅への移動は基本的に車となります。
訪問リハビリや訪問看護事業所の採用条件には、運転免許を有していることがしばしば求められます。
そのため、訪問リハビリや訪問看護で在宅のリハビリをしたいと思っている理学療法士は、運転免許を取得しておくとよいでしょう。
地方でも働きやすくなるから
運転免許を持つ理学療法士は、都市部だけでなく地方での就業機会も広がります。
地方地域では交通手段が限られているため、理学療法士が自家用車を運転できれば多少自宅から離れている職場にも通勤できるようになります。
送迎できるようになるから
デイサービスやデイケアで働く場合、業務内容に利用者の送迎が課せられる場合があります。
事業所によっては、専門の運転手や介護職員がすべて担っていますが、手が足りない時に送迎業務を頼まれることも少なくありません。
理学療法士が運転免許を持っていれば、利用者さんの送迎も行えるようになり、スタッフの業務負担の軽減にも貢献できます。
特に介護事業所は深刻な人手不足に陥っているところもあり、他職種の人手不足に貢献できる理学療法士は重宝されるでしょう。
介護タクシーで働けるようになるから
理学療法士が運転できる場合、介護タクシーの運転手としても活躍できます。
介護タクシーは高齢者や障害者を医療施設や日常の用事の際に移送するサービスであり、安全かつ専門的なケアが求められます。
理学療法士が介護タクシーの運転手として勤務することで、地域の高齢者や障害を持つ方の生活を支える存在になることができます。
理学療法士が介護タクシーで働くことでどのような活躍が期待できるかについては、以下で詳しく解説していきます。
理学療法士が介護タクシー?どんな活躍が期待できる?
理学療法士が介護タクシーで働くということにイメージが湧きにくい方は多いのではないでしょうか?
しかし、理学療法士の専門性があれば介護タクシーで大きな活躍が期待できるのです。
主に以下の活躍が想定されます。
- 安全な方法で介助できる
- 身体機能や動作能力をアセスメントできる
- 国家資格を保有しており安心感を与えられる
それぞれ見ていきましょう。
安全な方法で介助できる
理学療法士は、身体の機能や動作能力に関する高度な知識を持つ専門家です。
そのため、介護タクシーの運転手として利用者さんを移送する際、安全で適切な介助ができます。
例えば車からの乗降時やシートベルトの着用時において、身体に負担をかけない動き方を伝えたり、乗車時の姿勢を適切に整えたりするなどの介助が可能です。
理学療法士の専門的な知識が介護タクシーの運転手としての業務に活かされ、利用者さんの安全を確保できます。
利用者の身体機能や動作能力をアセスメントできる
理学療法士は、利用者さんの身体機能や動作能力を評価し、適切なリハビリ計画を立てる能力を持っています。
これにより、介護タクシーの運転手として働く場合も同様に活かせるため、利用者さんの健康状態や介助の必要性を正確に把握できます。
どのような介助をすればよいのかを他のスタッフに伝達し、全体のスキルアップにも寄与できる可能性があります。
国家資格を保有しており安心感を与えられる
理学療法士は国家資格を持つ専門家です。
そのため、介護タクシーの運転手としての信頼性が高まります。
利用者やその家族は、国家資格を保有した理学療法士が介助を行うことで、安心感を得られます。
まとめ
運転免許を持つ理学療法士は、そのスキルを活かしてさまざまな医療・介護分野での活躍が期待されます。
運転能力を持つことにより、幅広い患者さんや利用者さんへアプローチできるようになり、地域の医療・介護サービスに貢献できます。
また、安全で専門的な介助を提供することで、介護タクシーの運転手としての需要を高め、新たなキャリアの可能性を見出せるでしょう。
理学療法士の運転スキルは、医療・介護分野において多くの利益をもたらします。
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