go out TAXI leave a rut

インタビュー | 2024.06.28

【社員インタビューシリーズ第三弾・高橋宏典氏(前編)】go out taxiで働いたきっかけや介護を経験してみての印象について聞きました!

fk.spice(株)に所属する社員のインタビューシリーズ第三弾です!介護タクシー「go out taxi」に勤務する高橋宏典氏にお話を伺いました。

消防署での警防隊・救急隊の経験をもつ高橋氏が介護業界に入って感じたこととは?

きっかけは軽症の方からの救急要請

入社のきっかけを教えてください

もともとは新卒で消防署に勤務していました。二年間は警防隊で主に消火の仕事をし、そのあとの二年間は救急隊に配属され、救急業務を行っていました。救急隊として働いている時に感じたのは、必要性の低い方からの救急要請が多いことでした。10人から要請があれば、だいたい6~7人が必要性の低い軽症の方と記憶しています。正直どうなんだろうと、思っていました。

そんな頃に、「介護タクシー」とか「民間救急」ということばを聞きまして、こういった軽症の方を移送する事業があることを知りました。その仕事に興味をもち、やってみたいと思ったのがきっかけです。そして事業所のホームページを検索したところ、go out taxiが出てきました。

いろいろな事業所がありますが、なぜgo out taxiに?

正直なところ、介護の仕事にはあまりいいイメージがありませんでした。たとえば「給料が安い」「人が足りていない」といった、ネガティブなイメージをもっていたんですね。でもgo out taxiのホームページを見ると、ポップな雰囲気に加えて「困っている人のことを助けるぞ!」って、すごい信念が伝わってきたんです。もうそれを見たら、介護タクシーで頑張ってみようと思うようになり、消防署を辞めてgo out taxiに入社したという経緯です。

最初は、個人事業で介護タクシーや民間救急の立ち上げも考えましたが、介護の知識が何もなくて不安だったので、一度どこかに就職したいという思いもあっての入社です。

新卒で消防署に就職した経緯もお伺いできますか?

あの東日本大震災があった時、私は中学生でした。当時、現地で活躍する消防士をテレビで見ていて、ぼんやりとではありますが、「消防士っていいな」と思っていました。

ただ、ぼんやりとだったので「絶対に消防士になるぞ!」というわけでもなく、高校卒業後は愛知学院大学のスポーツ系の学科に進学しました。もともと小学校4年生から高校までサッカーをやっていたこともあったので、大学でも小学生に教えながら関わってきたんです。

ただ、いざ就活するぞって時に頭の片隅にあった消防士について考えるようになり、新卒で地元の消防署に就職しました。

スポーツ関係の仕事についていた可能性もありましたか?

あったかもしれません。サッカーに関わる仕事もいいとは思っていたので。でも生活を考えると、難しいかもしれないということで、別の道を考えました。

救急隊ではどのような仕事をしていましたか?

救急車の運転と救命のサポートが主な仕事でした。私は救急救命士の国家資格はありませんが、消防学校に2ヶ月ほど通って「救急標準課程」という講習を受講したので、救急の知識と技術を修得して、救急隊になれました。

消防署勤務での経験がどのように活かされていますか?

救急隊の時は、心肺停止の方や大柄で移送するのが大変な方、血だらけの方などいろいろな現場を経験しました。そのため、介護タクシーの仕事で現場に一人で行っても、ある程度は対応できます。救急隊の経験が自信になっていますので、過去の経験を活かせているなと思います。

介護未経験でも、しっかりとサポートしてもらえる環境にあった

介護のご経験がない中で、ノウハウはどのように身に付けたのでしょうか?

まず介護職員初任者研修を受けました。しかしそれだけでは知識・技術に不安があったので、船戸社長に研修に行かせてもらったんです。グループ会社で3ヶ月間、学んできました。

救急隊と介護では対象者のニーズがずいぶん違うと思いますが、介護ならではの大変なことは何でしょうか?

介護タクシーでは、一人で現場に行っても救急隊の経験が活きていて、比較的スムーズに対応できていると思います。

しかし訪問介護では、オムツ交換や更衣介助の技術が全然及ばなくて、どうやればいいかわからなかったことがありました。

介護の経験がまったくない方だと、はじめは大変かもしれません。でも、先輩職員がついて教えてくれるので、そこまで心配はないと思っています。訪問介護では調理もしますが、自分の場合一人暮らしの経験もありましたので、ある程度はできて大丈夫でした。

印象に残っている支援や、やりがいについて教えてください。

介護旅行に携わり、京都へお連れした方がいました。

介護タクシーを利用して喜んでいる姿を見ると、救急隊の頃とは違った感情が湧き、こちらも嬉しくなり、大きなやりがいを感じましたね。

介護タクシー「go out taxi」の高橋宏典氏に、入社までの経緯や介護を経験してみての印象を伺いました。
後編では、go out taxiの強みと高橋氏個人の強みについて深堀りしていきます。お楽しみに!