コラム | 2024.06.02
訪問介護のやりがい6つと大変なところ3つを紹介します!
訪問介護の仕事には、やりがいと同時に大変さもあります。本記事では、訪問介護の日常に潜む魅力と苦労に焦点を当て、その詳細を解説していきます。自宅でのケアから感謝の言葉まで、訪問介護がもたらす様々な場面をお伝えします。訪問介護のプロが日々、どのような時にやりがいと大変さを感じるのかを解説していきます。
訪問介護に従事しようと思っている方は、ぜひ読みすすめてみてください。
訪問介護のやりがい6つ
訪問介護には、以下6つのやりがいがあります。
- 自宅での生活を尊重したケアができる
- 感謝のことばをいただける
- 社会貢献に関与できる
- 利用者のできることが増える
- キャリアアップできる
- 外出が気分転換になる
それぞれ見ていきましょう。
自宅での生活を尊重したケアができる
訪問介護が他の介護施設などとの仕事ともっとも異なるのは、利用者の自宅で介護をすることです。
これにより、利用者の生活スタイルや居住環境に応じた介護が必要になります。
施設では決められた環境の中で画一的なケアをすることが多いかもしれませんが、訪問介護ではより個別性を意識した介護が可能です。
利用者の生活を身近に感じることができ、どのような介護をすればより生活が充実するかを考えることで、大きなやりがいを感じさせてくれるでしょう。
感謝のことばをいただける
訪問介護では直接利用者と対話する機会が多くあります。
そのため、感謝のことばをいただくことがしばしばあります。
利用者が日常生活において介護者の存在を実感し、そのサポートに感謝の気持ちをあらわすことは、介護者にとって非常に心が温まる瞬間といえるでしょう。
信頼関係を構築することで、やりがいを感じることができます。
社会貢献に関与できる
訪問介護は、地域社会において高い社会貢献度を持つ仕事といえます。
高齢化が進む中、病院や施設のニーズが高まっている一方で、在宅でのケアのニーズも高まっています。
住み慣れた場所での生活を支えることは、地域の活性化にもつながり、訪問介護のスタッフは社会貢献の一翼を担えるでしょう。
利用者のできることが増える
訪問介護の目標は、利用者ができることを最大限に引き出し、自立した生活を支援することです。
介護者は日々のサポートを通じて、利用者が自分でできることを増やし、その成果を実感することができます。
献身的な介護によってできなかったことは実現した時は、大きなやりがいを感じることでしょう。
キャリアアップできる
訪問介護の仕事には様々なスキルや知識が要求されます。そのため、キャリアアップの機会が豊富にあります。
介護技術の向上や専門的な知識の取得を通じて、介護者は自身のスキルを高め、職業としての専門性を深めることができます。これにより、仕事への充実感が増し、やりがいを感じることができます。
外出が気分転換になる
訪問介護は在宅を訪問して回る仕事であるため、当然外出が多くなります。
施設勤務では、一日中屋内で過ごすことがあるため、常に外出が必要な訪問介護は、息のつまることが少ないといえます。また、支援においても買い物や通院介助等行えるのもメリットです。
外出が気分転換になることで、次の訪問先へ行く際も気分を新たに仕事できます。
訪問介護の大変なところ3つ
訪問介護の大変なところ3つについて解説します。
- 一人で判断しなければならない
- 利用者に拒否されることがある
- 家族との関係性にも注意が必要
それぞれ見ていきましょう。
一人で判断しなければならない
訪問介護では、利用者の状態やニーズに応じて即座に判断する能力が求められます。
時には予測が難しい状況も発生し、介護者は一人で臨機応変な判断を迫られることがあります。
これには一定の責任を伴うこともあり、精神的な負担となるでしょう。常に冷静であり、かつ柔軟な思考が求められます。
利用者に拒否されることがある
利用者が介護者のサポートを拒否することは珍しくありません。
これは利用者の意思尊重の一環として理解されるべきですが、介護者としては受け入れ難い瞬間ともいえます。こうした状況に対処するためには、コミュニケーションスキルや心の準備が求められます。
利用者との信頼関係の構築が、これらの瞬間を乗り越える鍵となるでしょう。
家族との関係性にも注意が必要
訪問介護では利用者だけでなく、その家族とも関わります。
時には家族とのコミュニケーションが難しい場面もあり、介護者は慎重かつ柔軟な対応が求められます。家族の期待や要望を理解し、信頼関係を築くことは、時には大変な課題となります。
しかしこの努力が、利用者の状態を正確に把握するうえで重要であり、家族との連携は訪問介護において欠かせません。
まとめ
訪問介護はやりがいと大変さが入り交じった職業です。
利用者との信頼関係の構築や自立支援、キャリアアップの機会などが、介護者にとっての魅力となっています。一方で、即座な判断や拒否されることなど、大変な側面も存在します。
しかしこれらの課題を克服することで、より一層やりがいを感じることができるでしょう。
介護者としての成長と満足感を求める方にとって、訪問介護は充実したキャリアの一環となります。