コラム | 2024.06.02
夜勤なしで働ける介護士の職場には何がある?6つ紹介します!
現役の介護士の中には、夜勤が大変だと感じている人は少なくありません。体力を必要とする夜勤は負担が大きく、長く続けることが難しい場合も。
介護の仕事はとてもやりがいがあるものの、夜勤がつらいために続けられないと思う人も中にはいるでしょう。
しかし心配いりません。実は、夜勤のない介護士の働き口はたくさんあるのです。
本記事では、夜勤のない介護士の仕事6つを詳しく紹介します。気になった職場があればぜひ転職を検討してみてください。やりがいのある介護士の仕事をあきらめる必要はありません。
介護士の夜勤は大変
介護士をしていると、夜勤勤務を月に数回担当しなければなりません。ストレスに感じられる方も多いのではないでしょうか。夜勤は体力的にも精神的にも負担が大きいと感じることが多く、長く続けられない方も中にはいます。
夜勤帯は日勤帯と比べてスタッフの手が圧倒的に足りません。利用者50名程度の規模の施設では、夜勤帯のスタッフは2人程度の場合がほとんどです。そのため、1人のスタッフにかかる業務量や負担感ははかりしれません。
トイレ誘導や就寝介助などの重労働に加え、必要な書類作業も多くあります。
人数が少ない中、ナースコールがなればすぐに飛んでいき介助しなければ転倒や転落の危険性も高くなるでしょう。
介護士の仕事で夜勤がない職場
前述のように、介護士の夜勤は肉体的にも精神的にも辛いことが多く、やりがいのある仕事であるにもかかわらず、そのつらさにより続けられない人も中にはいるのです。
そこで、以下では介護士としてのやりがいを感じながら日勤のみで働ける職場を6つ紹介します。
主には以下の職場があります。
- 介護タクシー
- デイサービス
- デイケア
- 訪問介護
- 訪問入浴
- 施設でのパート勤務
それぞれ見ていきましょう。
介護タクシー
介護タクシーは、要介護高齢者や心身の障害のある方を送迎するサービスです。主には自宅から施設や、病院から病院へ転院する際の移送に関わります。
運転手は普通自動車ニ種免許を保有したスタッフで、安全に配慮しながら移送します。
介護士の資格がなくとも介護タクシーの運転は可能ですが、初任者研修以上の資格を取得することで、乗降時の介助など身体に触れる業務も行えるようになります。
介護士の知識や経験を活かしたい人は、介護タクシーで働くことをおすすめします。
この仕事は施設間の移送のみならず、利用者の希望に応じて買い物や旅行、冠婚葬祭などの外出支援にも役立つ点が大変魅力的です。
基本的には昼間のみの営業であり、急な体調不良で夜間の救急外来に受診したい方の移送もありますが、頻度としてはあまり多くはありません。
事業所によって夜間対応するスタッフの体制も異なるため、日勤業務のみ行えるかどうか確認しておくとよいでしょう。
デイサービス
デイサービスは、日中に要介護高齢者が通う施設です。
食事や入浴、レクリエーションなどの生活支援や介護を行います。
営業時間の例では、午前8時半~午後4時半までといった日中のみであるため、夜間の勤務はありません。
デイケア
デイケアは医療ニーズの高い要介護高齢者が通う施設で、看護師や介護職が協働してケアにあたります。
食事介助や観察、病状の観察などが中心の業務になります。デイケアもデイサービス同様日中のみの営業であるため、夜勤はありません。
訪問介護
訪問介護は自宅で生活する要介護高齢者に、食事や入浴、掃除等の介護や家事援助を提供するサービスです。
基本的には8時~18時の勤務であり、早朝と深夜に対応している事業所でなければ、夜勤はありません。
訪問入浴
訪問入浴は自宅での入浴支援サービスです。移動可能な特殊浴槽と介助スタッフが訪問し、在宅の要介護高齢者の入浴を支援します。
サービス提供時間は主に昼間で、夜間の訪問はありません。夜勤の心配がない安定したワークライフが送れるでしょう。
施設でのパート勤務
特別養護老人ホーム等の介護施設では、夜勤のないパートスタッフを募集することがあります。主な業務には日常生活の介助やレクリエーション、機能訓練などがあります。
パート勤務であれば、シフトは朝や昼間に設定されるため、夜勤での勤務はありません。
施設で介護士として働きたいと思っていても、夜勤があるために躊躇している人にとっては、肉体的にも精神的にも助かるのではないでしょうか。
まとめ
以上、夜勤のない介護士の仕事を6つ紹介しました。夜勤が大変と感じたからといって、介護の仕事を諦める必要は全くありません。
夜勤不要の職場も数多くあるので、ぜひチャレンジしてみましょう。自分に合った働き方がきっと見つかるはずです。