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コラム | 2024.06.19

介護職員初任者研修取得後の就職先は?資格のメリットも紹介

介護職員初任者研修を取得すると、介護の世界で多彩なキャリアチャンスが待っていることをご存知でしょうか?

この記事では、介護職員初任者研修のカリキュラムから、就職先の選択肢まで、その魅力を余すことなくご紹介します。

また、この資格を持つことで得られる多彩なメリットについても掘り下げていきましょう。介護職の第一歩を踏み出すための情報がここに詰まっています。

介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修は、介護の分野で働くために必要な基本的な知識やスキルを習得するための資格です。

この研修を取得することで、介護職に就くための第一歩を踏み出すことができます。

介護職員初任者研修のカリキュラム

介護職員初任者研修では、基本的な介護のスキルを網羅的に学ぶ内容となっています。

例えば入浴のサポート、食事や排泄の介助などが代表的です。

そのほか、コミュニケーションスキルや介護職における倫理的な観点や法的な知識も学びます。

患者・利用者の権利を尊重し、法令を遵守することが求められます。

具体的なカリキュラムは以下を参考にしてください。

項目時間数(時間)
職務の理解6
介護における尊厳の保持・自立支援9
介護の基本6
介護・福祉サービスの理解と医療の連携9
介護におけるコミュニケーション技術6
老化の理解6
認知症の理解6
障害の理解3
こころとからだのしくみと生活支援75
講義の振り返り4
合計130

介護職員初任者研修を取得後の就職先

つづいて、初任者研修を取得後の具体的な就職先について解説します。

初任者研修を取得したら、さまざまな介護施設やサービス事業所を就職先として選択できるようになります。

  • 介護施設
  • デイサービス
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • 訪問介護事業所
  • 病院
  • 障がい者施設
  • 介護タクシー事業所

それぞれ見ていきましょう。

介護施設

介護施設は高齢者や障がい者が生活支援を受けるための場所です。

具体的には、特別養護老人ホームや介護老人保健施設があります。

ここでの仕事は入居者の身の回りのお手伝いや生活支援が中心で、食事の介助や入浴のサポート、レクリエーションの企画なども含まれます。

デイサービス

デイサービスは、高齢者や障がい者が日中を過ごすための場所で、家族の介護負担の軽減や利用者の心身機能の維持、生きがいの獲得などを目的にサービスを提供します。

初任者研修を受けた介護職員は、デイサービスでの活動をサポートし、利用者の健康状態や日常生活の支援を行います。

グループホーム

グループホームは、認知症の方が共同生活を送る場所です。

ここでの仕事は入居者の生活全般をサポートし、食事の調理や掃除、健康管理などが含まれます。

初任者研修のカリキュラムには認知症についての学習も含まれているため、取得後には最低限の知識をもって業務にあたることが可能です。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、高齢者が住みながら生活を支える施設です。

介護職員は入居者の健康管理や生活支援を行い、安心して過ごせる環境を提供します。

訪問介護事業所

訪問介護事業所では、高齢者や障がい者の自宅に訪問し、生活支援や身体介護サービスを提供します。

初任者研修を受けた介護職員は、訪問先での様々なニーズに応え、利用者の生活の質を向上させます。

病院

病院では、患者の介護や心身機能の維持・向上に向けた集団活動や体操などを担当する介護職員が必要です。

初任者研修を受けることで、医療施設でのキャリアを築くチャンスが広がります。

障がい者施設

障がい者施設は、心身に障がいを持つ人々が生活する場所です。

介護職員は、入居者の生活支援や福祉活動のサポートを行います。

介護タクシー事業所

介護タクシー事業所では、高齢者や障がい者を医療施設やデイサービスなどへ送迎するサービスを提供します。

初任者研修を受けた介護職員は、利用者の介助業務ができるようになり、安全かつ快適な移動をサポートし、利用者の生活を豊かにします。

介護職員初任者研修を取得するメリット

初任者研修を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

以下にその主なメリットを紹介します。

  • 介護の基本スキルが身に付く
  • 求人や選考の際有利になる
  • 介護業界において一定の実力が担保される
  • 介護職キャリア形成の第一歩となる
  • ケアの質が向上する

それぞれ見ていきましょう。

介護の基本スキルが身に付く

初任者研修では、基本的な介護スキルを習得することができます。

例えば、入浴の手順や食事介助の方法、安全な移動支援などが含まれます。

これらのスキルは介護職で必要不可欠なものであり、安心して利用者を支援できるようになります。

求人や選考の際有利になる

初任者研修を持っていると、介護職の求人情報で有利になります。

多くの施設やサービスは、初任者研修を持っている候補者を積極的に採用し、即戦力として活用します。

また、履歴書や面接で資格をアピールすることで、自身の強みを訴える材料とすることができます。

介護業界において一定の実力が担保される

初任者研修は、介護職に必要な基本的な知識とスキルを証明するものです。

この資格を持つことで、自分自身が介護業界において一定の実力を持っていることを示すことができます。

これは、利用者やその家族からの信頼を得る一助となります。

介護職キャリア形成の第一歩となる

初任者研修を取得したら、介護職のキャリア形成がスタートします。

この資格を持っていることで、将来的に介護福祉士などの高度な資格を目指す道も開けます。

また、経験を積みながらスキルを磨くことで、キャリアの幅も広がります。

ケアの質が向上する

初任者研修を受けた介護職員が増えることで、介護サービス全体の質も向上します。

適切なケアを提供できる職員が増えることで、利用者の生活の質が向上し、より快適な生活が実現します。

介護職員初任者研修と似た資格

初任者研修と似た資格として、介護福祉士実務者研修と介護福祉士があります。

それぞれの特徴と違いについて説明します。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、初任者研修と同様に介護の基本的なスキルを身に付けるための研修です。

しかし、介護福祉士実務者研修は、初任者研修よりも高度なスキルや知識を要求します。

そのため、より幅広いケアが求められる場面や、リーダーシップを発揮するポジションで活躍するための資格です。

介護福祉士

介護福祉士は、介護職の中でも高度な資格の一つです。

国家資格でもあり、高齢者や障がい者のケアだけでなく、利用者やその家族からの相談対応やアドバイスなどもできる専門性の高い資格といえます。

介護福祉士は、初任者研修や実務者研修を経て、目指すことができます。

介護の分野でより高度な職務を担うためには、介護福祉士の資格が役立ちます。

施設以外でも活躍できる!介護タクシーでの働き方とは?

介護職員初任者研修を取得した場合、介護施設や訪問介護事業所での仕事が一般的ですが、施設以外でも活躍できる道があります。

その一つが介護タクシーでの働き方です。

介護タクシーは、高齢者や障がい者を医療施設やデイサービスなどへ安全に送迎する役割を果たすサービスです。

この仕事には、以下のような特徴があります。

  • 移動支援:利用者の安全な移動をサポートするため車椅子などを固定できる設備をもち、利用者の特別なニーズに対応する
  • スケジュール管理:予約やスケジュールの管理を行う
  • コミュニケーション:安心感や信頼関係を築くためにコミュニケーションをとる
  • 地域社会への貢献:高齢者や障がい者の生活を支え、地域の福祉に寄与する

介護タクシーでの働き方は、初任者研修を受けた介護職員にとって新たな選択肢となります。

特に移動支援やコミュニケーション能力を活かしたい方に向いています。

まとめ

介護職員初任者研修は、介護の分野で働くための重要な資格です。

この研修を取得することで、さまざまな就職先でのキャリアを築くことができます。

また、初任者研修を持つことで、介護職での実力や資格を証明し、求人や選考の際に有利になるでしょう。

さらに、介護タクシーなどの施設以外でも活躍できる選択肢も広がります。

介護職に興味がある方は、初任者研修を受けて、介護の道を歩み始めてみてはいかがでしょうか。